そして親父のグラスに焼酎が注がれ、話は続く。

今日はちょいと父の仕事を手伝っていたのだけど、恒例のように一緒に近くの中華屋で飯を食う。
この中華屋がすげー味付けで、油まみれで味しょっぱ。
不健康極まりないけど、これが中国クオリティなのかな？
そいでいつもだらだらと親父の話が続くのさ。

大体ウチの家系はダメ人間だから、親戚一同ダメ極まりないわけ。
親父の兄弟はばあさんに金をせびりまくりだし、甥は引きこもりだし、その弟は結婚して子供生んだらうまく行かなかったり、ウチの兄はダメだし。
ウチもダメだからね、基本。
でもそんなこと言ってられないの。働かなきゃな。メンド。

親父の話を聞いていると、あーウチは親父に似てるんだなって思うわけ。
いらないところ真面目だったり、変なところ苦労したり、周囲の人に助けられまくってたり。
ウチもこうなるのかなって。
でも同じこと繰り返してたら人間進歩ないよね。

親父は自分のことを息子に話すときに、どんなことを思っているのだろうか。
その口ぶりはウチが後輩に話すときに少し似ていて、やっぱり親子は似るのかって感じました。
あまり親子らしい付き合いは今までなかったから、仲良し家族とは違うよな。
べつにそれが嫌なわけでないし、今の自分や生活に不満があるわけでもないので。
ただ少し距離感を感じつつも、親父はいつもより酒が進んでいました。

そして親父のグラスに焼酎が注がれ、話は続く。